ボルボ「EX30」のオンライン販売方法があまりにもドライ

11月22日より販売開始となったVOLVOのEV自動車「EX30」はこれまでの販売方法とは違い、購入までの道のりにディーラーを介さない全く新しいやり方を取っている。ひと足お先に実物を見させてもらい、購入する意思を固め、専用購入サイトの開設を心待ちにしていた。

私はてっきり以前のようにディーラーの担当者とプラン等を話しながら決めていく従来のスタイルの「オンライン版」だと思っていたのだが、実際には「ほぼ100%購入を決めている人向け」のサイトとなっていた。

というのも、車両とお支払い方法を選択した後は、原則返金不可の申込金16500円を支払わないと、そもそもカスタマーセンターの方と話すこともできない。電話は当たり前のように混み合っているし、WEBフォームによるお問い合わせも数日経っても回答は来ない。あまりにもお粗末でドライ過ぎやしないだろうか。

誰が一番先に購入するかと息巻いていた同じくボルボユーザーの知人達も総じて面食らっている。ご高齢の方に関しては結局よくわからず、ディーラーの担当者の方と一緒に話して、教えてもらいながら買うらしい。うーん、こういう事態になること、想定しなかったんだろうか。結局ディーラーでやるのと手間は変わらないし、場合によっては「なにこれ?」と担当者に電話をかけて負担を増やしているのではないか。

車を買う、という行為はもっと心が昂り、興奮するものだったと思うのだが、なんともまあ、興が削がれた。